thewarpedradio

Better Luck Next Year

It's The Numbers That Kill Us (2004)
メタリックで重さと速さを兼ね備えつつもザクザクと刻むリフで始まる彼らの唯一の単独作品。しかしそういった要素もありつつもメロディは非常に粘り気を帯びておりEmoにもつながるようなナヨナヨとした青臭さが時折現れており、それがアグレッシブに構築されているアレンジと相反する絶妙なバランスを作り出している。更には5曲目と6曲目、7曲目と8曲目はシームレスに繋がり一つの組曲のようになっており、冒頭の方は少しPop Punk要素を入れ込み、7曲目はファミコンサンドを連想させる打ち込みからそれを元にしたリフで始まるなど構成自体はシンプルながらもアイディアもにあふれている。そしてエモーショナルではありながらも根底にはMelodic Punkがあり、Screamoにはギリギリならないそのバランス感覚は時代を反映しているものは大きいがこの絶妙なバランスや少し哀愁を漂わせている声質によるメロディは非常に癖になるバンドである。全11曲。
☆☆☆★★★ Fight Myself, See Who Wins / Winning What's Left / Nameless
Broken Promises Without Failure / Played By The Rules
For The Better / Farewell
Fast Melodic Punk Over It "Timing Is Everything"