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Beyond Reasonable Doubt

Beyond Reasonable Doubt (2006)
ex-Third Time LuckyのNicholls兄弟が2003年に結成した、彼らの初の正式音源となる1st。イギリス出身ながらも相当アメリカナイズされており、ほとんどイギリス的な要素がないことが彼らの最大の特徴であろう。小節の中にブレイクを入れ込み緩急のメリハリで疾走感を生み出していたり、ミュートを駆使して速さだけでなく力強さを生み出していたりなどテクニカルな要素は皆無であり、王道の手法で構築されている楽曲たちはオリジナリティにおいては弱い部分は否めないが、そんな中でも少しだけ感じることができるUKらしい暗さを帯びたメロディが90sのMelodic Punkの影響を色濃く受け継いだサウンドと混ざり合っている。更には5曲目にはテクニカルという訳ではないが単音リフも所々に織り込まれており、途中でテンポが変わることもあるが速さだけでなく壮大感をも生み出している。派手さはないがシンプルにメロディを活かすサウンドは時代を経ても変わることのない普遍さを感じさせてくれる。全10曲。
☆☆☆★★★ No Escape / Uneven Challenge / Suicidal Jealousy
Alcohol Related / Narcalepsy / The Worst to Come
Fast Melodic Punk 32freamespersecond "Hit The Ground Running"