thewarpedradio

Bracket

Requiem (2006)
ライブアルバムを挟みながらも約5年という長い沈黙期間を経てひっそりとリリースされた6th。今作は自分たちで設立したスタジオで制作された初の完全セルフプロデュースではあるが、Fat Mikeからリリースを拒否され古巣のFATを離れたある意味曰くつきの作品である。今までの作品に何曲か収録されていたWarren's Songシリーズの新曲のみで構成されたコンセプト感溢れる作品である。元々メロディーを重視しているバンドであり、作品を重ねるごとに落ち着いた曲が増えてきており今作も同様の流れを含んでいるが、メロディやコーラスの入れ方は相変わらずポップながらもどこかひねくれている。ベースとなっているのは正統派の90s Pop Punkであるが、今作ではそれに加えてSurf PopやPower Popの要素を存分に取り入れている。このシンプルながらもポップでひねくれ加減が彼らの最大の特徴・魅力であり、今作でもそれは存分に発揮されている。もはやPunkというジャンルというのも憚れるような曲もあり、楽曲によってはBeach Boysなどの影響すら感じさせてくれる。しかし結局はいつものBracketであり、いつもの西海岸の雰囲気を存分に感じさせてくれる名盤である。全17曲。
☆☆☆☆★★ Warren's Song, Pt.16 / Warren's Song, Pt.19
Warren's Song, Pt.24 / Warren's Song, Pt.23
Warren's Song, Pt.26 / Warren's Song, Pt.12
Warren's Song, Pt.21 / Warren's Song, Pt.10
Warren's Song, Pt.15
Old School Pop Punk Pink Razors "Leave Alive"
The Last Page (2016)
FAT離脱後はマイペースながらもコンスタントに活動を続けているBracketの8th Album。本作はアルバムという形態を取りながらもシリーズ化されているWarren's Songを1曲のみを収録、なおかつ1曲のみで1時間オーバーというNOFXThe Declineと同じ系譜に位置しながらも、それ以上に変則的な作品である。中身はいつものSurf PopやPop Punk, Indie Rockなど彼らが持っている要素を詰め込んだ短い曲を隙間なく入れ込みつつもそれぞれの曲がシームレスにつながっている部分もあれば断片的に次に変わる部分もあり、あえて1曲にまとめなくても良かったのではないかとも思わなくはない。そのあたりの意図がどこにあるのかは、彼ら自身の言葉はなかなか伝わってこない部分もあるが、それでも着眼点はもとよりサウンドの完成度としても素晴らしい。個人的にはもう少し緩急があるとより彼らの生み出すメロディが生きるとは思うが、トリッキーな作品にも関わらず結局はいつもBracketである。全1曲。
☆☆☆★ Warren's Pt.28
Old School Pop Punk ------------------------------