thewarpedradio

Chumped

Teenage Retirement (2015)
EPの素晴らしい出来により一気に注目を集めた中での待望の1st。前作の出来ももちろん文句のつけようがないが、今作ではそれを完全に凌駕する素晴らしい出来となっている。前作のIndie Rock寄りのサウンドを深化させていくかと思いきや、根底は維持しながらもMelodic Punkへと進化しておりこの融合具合が新鮮さはないからこそ、その純度や完成度が分かりやすく大きく化けたと言ってもいいだろう。1,3曲目などの様なテンポ自体は早くないものの疾走感溢れるサウンドも素晴らしいが、それ以上に今作では2曲目の様なミドルテンポの楽曲の完成度が非常に高い。メロディの良さなどはもちろん前作から際立っていたが、このように今作で感じられるのは作品全体としての緩急や静と動などのメリハリが聞いているからでもあるだろう。シンプルながらも2人の声が絡み合うようなメロディやコーラス、そしてそれを土台から支えるリズム隊やギターの音色。どこを切り取っても、そして何度聞いても色褪せない名盤である。全12曲。
☆☆☆☆★ December Is The Longest Month / Hot 97 Summer Jam / Coffee
Novella Ella Ella Eh / Anywhere But Here / Name That Thing
Long Division / Penny / Old And Tired
Indie Rock Servo "Everything's Different"