Curbside

DECADES (2016)
	ex-3daybingeという肩書もそろそろ不要になってきた感もある彼らの久しぶりとなるEP。前作から時間が空いていたことも影響しているのか、今までのシンプルなアレンジで疾走感を存分に感じることができるサウンドから一転して、近代的なテクニカルな要素を存分に取り入れたサウンドへとビルドアップされている。前作のアルバムまでは軽さと疾走感を両立させている部分があり、ギターを中心としたアレンジになっていたが、今作ではテクニカルな要素が存分に詰め込まれていること以外にバスドラやベースを前に出して低音を強調するようなアレンジ、ミックスになっておりそれが疾走感の中に適度な重さを感じることができ、そのバランスが非常に心地よい。また伸びやかなメロディの良さは変わっていないが、今作では主旋律との掛け合いであったり、スクリーム気味に入れ込んでいたりなどコーラスが多彩になっており、バンドとしての新しい一面を感じることができるだろう。曲数自体は少ないものの作品として綺麗にまとまっており捨て曲のない名盤である。全5曲。
☆☆☆☆★★★	I've Made Amends / Having To Tell You / The Thankless Few
Melodic Hardcore	Much The Same "Survive"