thewarpedradio

Much The Same

Quitters Never Win (2003)
Don't Look Downから改名してリリースされた1st。本作の最大の特徴はメロディの良さはもちろんのこと、それ以上にギターが前面に出てベースは埋もれがちになる作品が多い中で、このアルバムはベースの中高音が非常にクリアに鳴っているというところであろう。下手すれば浮いてしまう結果にもなりえないくらいにベースが目立っているが、そうはならない絶妙なバランスでグイグイと引っ張っていっている。決して難しいフレーズを引いている訳ではないが、ギターのメタリックなフレーズに頼ることなく、バンドとしてのアンサンブルを重視しメロディをシンプルに生かすアレンジは非常に分かりやすく、そしてとっつきやすい。それが最初から最後まで一気に駆け抜ける疾走感にも繋がっている。しかしそれも全てはメロディの良さがあるからであり、単に哀愁を漂わせながらもキャッチーであるだけでなく、耳に残るポップさを兼ね備えていながらもとても力強い。コーラスは全体的には多用している訳ではないが、時代を若干反映している部分もあるスクリーム気味のコーラスも聴く側を惹きつけるだけの魅力をもっている。リフではなく純粋にメロディとアンサンブルを武器最後まで駆け抜ける様はまさに90sの影響を色濃く受けており、名盤の一つとして記憶に残る作品であるだろう。全12曲。
☆☆☆☆★ Wish / Conclusion / New Years / Lair / Masquerade
Quitters Never Win / One Of A Kind / Someday Not Soon
Still Falling?
Fast Melodic Punk Propagandhi "Less Talk, More Rock"