thewarpedradio

Dirt Bike Annie

Show Us Your Demons (2003)
1曲目の時点で最早完璧と言いたくもなるほどの完成度を見せている2nd。そして男女混成のPop Punkのある一定の到達点を作り上げた名盤の一つと言ってもよいと思っている1枚である。1stの頃のポップさを残しながらも今作ではメロディックな方向に若干シフトチェンジをしている部分もあり、全体的に疾走感が増している。そして疾走感や軽やかさは増している一方で、ハネた裏打ちのリズムの曲があったり、6曲目はTheClashの雰囲気を感じさせる部分があったりなど曲調の幅は広く最後まで一気に聞ける。こういった幅広さは見せているものの根底には男女ボーカルの綺麗なコントラストがあり、エモーショナルなメロディと共に本作に彩りを添えている。またこのコントラストも掛け合いではなくほぼ完ぺきに役割分担が明確になっているが、コーラスでのお互いの補完具合が素晴らしい。ただアルバム全体としては完成度にばらつきがある所があり、ミドルテンポの曲になると若干息切れ感が出てしまうのが惜しい所。全13曲。
☆☆☆☆ Battle Lines / Two Ton Wait / Not An Eagle Scout
Note To Self / Shut In / Barely Alive / Next Time
Old School Pop Punk Cruiserweight "Sweet Weaponry"