thewarpedradio

Cruiserweight

This Will Undoubtedly Come Out Wrong (2001)
2001年に発売の彼らの2nd EP。今作ではUntitledと銘打たれている曲を境にレコードのA面B面の様に楽曲の表情が異なる曲達を収録したある意味かなり作りこまれたような作品となっている。前半には彼らのPopさや疾走感を前面に押し出したような楽曲が並んでおり、彼らの温かな魅力を感じることのできる作品と言える。しかしそれ以上に特筆すべき点はベースの骨太さである。ジャズベース特有の芯のある骨太で温かな音が繰り出すラインが音のボトムアップと共にシンプルな楽曲に様々な表情を与えており、心地よいスピード感や空気感を感じられる結果となっている。後半の楽曲に関してはこれまでの彼らとは異なる実験的な楽曲を収録していると言えるだろう。普段よりも少し高いキーでのAcousticの曲などは兄弟によるコーラスが、メロディの良さとともに声の質感の統一性により、楽曲自体に力を与えていると言えるだろう。この作品は彼らの声という魅力が一番素直な形で表されているのではないだろうか。全8曲。
☆☆☆★ I'm Back / Cautionary Tale / Yellow Lights
Pop Punk Saving Face "Saving Face"

Operation Eyes Closed (2004)
1st Albumの先行シングルとしてリリースされたのが今作である。アルバムに収録されているA面も少し憂いを帯びたメロディが力強く歌われており決して悪い曲ではないが、個人的には完全にB面の勝利である。B面はGo-Go'sのカバーであり、楽曲自体の完成度はもちろん高いものではあるが、元々Cruiwerweightの楽曲だったのではないかと思えるほどにはまっている。アレンジ自体はほぼ原曲のままであり、ベースラインのレイキングもそのままではあるが、原曲の良い意味で若干の古さを感じさせるアレンジが疾走感満載の力強いサウンドへ変化しボーカルもキュートさを残しつつもメロディも踊りだしたくなるようなポップさはそのままである。Go-Go'sの楽曲が持つパンキッシュな部分とCruiwerweightが持つキュートさやポップさ、メロディックな激しさなど互いの良さを存分にミックスさせた様な1曲へと変わっており、この1曲だけでも十分に手に入れて聞く価値はあるだろう。全2曲。
☆☆☆★★ Operation Eyes Closed / Vacation
Pop Punk ------------------------------

Sweet Weaponry (2005)
ついに発売された彼らの1st Album。それまでの作品に比べて大きく成長し彼らの中での何か一つ目指すべきものが定まってきた印象を受ける。個人的には、Stella嬢の暖かみのある声質がシンプルではあるが様々なアレンジの中で最大限に生かされているのが今作ではないだろうか。それまでとは異なり、多くのライブの中で得たものを素直に地に足をつけて出したために、彼らの人間性が存分に出ている優しい気持ちにされてくれる作品である。本当の意味でのパンクをルーツに持ちながらも、それ以上に彼らの内面から溢れ出てくるものを大切にしている様に感じられる作品である。1枚を通して聴いていて落ち着くアルバムであり、疾走感に満ちながらもStellaの声質による温かさを兼ね備えた好作品である。ただ個人的には前作で見られたような兄弟ならではの声の質感の統一性を生かしたコーラスワークがあまり感じられなくなったのは残念である。ちなみに以前にスプリントも出している盟友である、Dynamite Boyのメンバーも本作に参加。全13曲。
☆☆☆☆ Vermont / Goodbye Daily Sadness
Possible / This Ain't No Beach Party / Vacation Vacate
Dearest Drew / Permanent Things / There You Are
Pop Punk Diffuer "Making The Grade"