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Return Of The Infamous Four (2019)
タイトルがまさしく彼らの状況を端的に表していると言える、9年ぶりとなるオランダ出身の彼らの2nd。前作リリース後は表立った動きが殆どなかった彼らであるが、この間にサウンドが大きく変化したように感じる。これまでもメタル要素はあったが、どちらかと言えば速さと重さを共存させてメタリック要素と併せてHardcore要素も取り入れていたサウンドであったのに対して、今作ではメタル的手法を大々的に取り入れソロやテクニカルな単音リフが随所に取り入れられている。2曲目の比較的長めのイントロなどは完全に80sのダイナミックさや壮大さを持ち合わせたメタルであり、また2曲目のアウトロや3曲目のソロなどはメタルの中でもプログレッシブ要素がかなり強く、テクニカルさだけではなく速さと重さの中に様々な展開を混ぜ込んでいる。メロディのあるなしに関わらずでリフが鳴っていることもあり、リフが第3のメロディを奏でているかのようである。しかし以前までのような前のめり感は流石にないもののどっしりと構えつつも圧倒的なまでの疾走感はそのままであり、久々の作品であるが、復活の狼煙を上げるには十分すぎる作品と言えるだろう。(English)全10曲。
☆☆☆☆ We Want More / Hammer Of Justice / Waste Away
Courage Of A Few / Raising The Bar / Army Of Darkness
Return Of The Infamous Four
Fast Melodic Punk Setbacks "Oceans Apart""