thewarpedradio

Fall Out Boy

Take This To Your Grave (2003)
前作のEPから間髪入れずにリリースされた1st。日本盤が異なるレーベルから2種類出たことからも分かるように、2000年代前半の流れを作ったと言っても過言ではないほどに一つの時代を作り上げた1枚である。荒削りだった前作から見違えるような成長を遂げ、彼らの人気が爆発するきっかけにもなった作品である。メロディはポップかつキャッチーながらも元々HC畑出身のメンバーもいることもあり、力強い。そして所々にScreamを入れることにより、楽曲自体がカラフルに彩られている。それもあってシンプルながらも疾走感にあふれており、オッと思わせるようなメロディに満ち溢れている。それはアレンジにも言え、落とし所がたくさんある。Screamも良いアクセントになっているが、基本となるのは極上のメロディによって引っ張られているサウンドであり、EmoとPop Punk、そしてHardcoreを絶妙なバランスで構築している。このバランス感覚も彼らの持ち味の一つであろう。全12曲。
☆☆☆☆★ "Tell That Mick He Just Made My List Of Things To Do Today"
Dead On Arrival / Grand Theft Autum/Where Is Your Boy Saturday
Homesick at Space Camp / Sending Postcards form a Plane Crash
Chicago is so Two Years Ago / Calm Before the Storm
Reinventing the Wheel to Run Myself Over
Pop Punk Midtown "Living Well Is The Best Revenge"