thewarpedradio

Forty Cent Fix

Burn This Palace (2006)
Canada出身の彼らの3rdにてラスト作品。少しミドルテンポで大人しめな楽曲から始まる本作は弱冠の不安とともに幕開けとなるが、2曲目以降は今まで通りの哀愁漂うメロディが疾走感がありつつも緩急をつけたメリハリのあるサウンドで最後まで一気に駆け抜ける作品になっている。今までよりも高速一辺倒というようが楽曲は減りミドルテンポの楽曲も増えてはいるが、それが逆に速さを際立たせる結果になっている。そして元々持っていたドラマティックな展開が緩急や軽快さと重さなどが絶妙に混ざりあうことでより映えるような結果になっている。渋さというよりも晩秋の頃に漂うな哀愁が力強く歌い上げるメロディとコーラスが、これまで以上に際立っているツインボーカルの絡みと若干変則的なアレンジと相まって、元々の武器をより完璧な姿でビルドアップしているのが本作である。また後半に行くにしたがって勢いと力強さが加速しており、地味な存在ではあるもののその変則的なアレンジとメロディは必聴である。全10曲。
☆☆☆★★★ Like I Told You The Last Tine,It Won't Happen Again
Be A Virus,See The World
I Am The Second Worst Mistake You Will Ever Make
The Last Cat Burglar / Wait For The Starter's Pistol / All Control
Melodic Hardcore Forus "Lights"