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Fraser Murderburger

Serious Musician (2019)
2019年を持ってThe Murderburgersとしての活動は休止となるが、その中心人物であるFraserによるソロ作品としての1st。作品としてはアコースティックではあるものの、力強くも切なく歌い上げるメロディはバンド時代のままである。Murderburgers自体があまりのライブの本数によりメンバーがFraser以外は作品ごとに変わる流動的なバンドであり、Fraserのソロプロジェクト的な立ち位置に年々近づいていっていたが、それから考えればMurderburgersが単にアコースティック作品を出したとも言うこともできるだろう。それくらい違和感のない作品に仕上がっている。ミックスの段階で少しボーカルが奥まっているような印象もあるが、それが基本的にアコギとボーカルだけで基本的には成り立っており、ふとした瞬間に入り込むコーラスが心地よい本作品においてはそれぞれが主張するのではなく均一化されておりバランスが非常に良い。収録曲もセルフカバーだけでなく2曲の新曲やカバーも収録されており、彼の魅力を存分に堪能できる作品である。全11曲。
☆☆☆★★ The Day Everything Died / Now That I'm Stuck At #27
Bam Headlights / Another Way Out Of Here
December Ruined Everything / My Head Is Fucked Again
You Used To Have Such Nice Teeth, Son
Acoustic Nick Naylor "I Hate Everything and Wish I Was Dead"