thewarpedradio

The Great St. Louis

Forever Now (2006)
LeatherfaceやSnuff以降沈降化傾向が一般的にはあったUKのシーンの中でも着実に彼らの血を受け継ぐ者はおり、その中でも純粋に色濃く受け継いでいるであろうThe Great St.Louisの1st。彼らの血を受け継いではいるがその中にUKのバンド特有の湿り気は前面に出ておらず、むしろ生々しいほどの躍動感を醸し出していると言える。熱苦しいほどのボーカルとテンポは速くないが疾走感あふれるメロディにアレンジ、どれをとっても日本で知られていないことが信じられないくらいのクオリティである。全体的にエネルギーにあふれ力強いサウンドではあるが、変に暑苦しくなく非常にバランス感覚に優れたバンドである。下手なギミックやテクニックに頼らず、内面から湧き出てくるものを素直に表現するという意味においてはUKのバンドやNo Idea系の血潮は脈々と彼らの中で生きていると言えるだろう。全11曲。
☆☆☆★★ No Charge / Silent Home / Endless War / Tonight / Sink
Forever Now / One Day / Nah Nah Nah
UK Melodic The Lawrence Arms "The Greatest Story Ever Told"