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Hey Mike!

Embrace Your Hooks (2004)
ついに復活というか、しばらく音沙汰のない時期が続いていたHey Mike!がメンバーチェンジを経て本格活動を開始しての通算2作目。前作でも彼ららしさは十分に感じることはできたが、それを突き詰めた感があり、より一層彼らの音は一言で言えず形容に困る様になってきた。基本的にはPop Punkではあるが、メロディにはEmo的な要素もあって、声質もそうであるが全てを通してすごく独特。けども彼ら独自のキャッチーなメロディは聞けば聞くほど味が出てくるし、病み付きになるほど心に響いてくる。楽曲自体の疾走感はあまりないが、メロディなどからカリフォルニア特有の乾燥した空気感・雰囲気を感じることができ心地よいさわやかな風がこの作品全体を覆っている。派手さはないがこれから要注目のバンドであろう。ちなみにDrとGu&Voは前作リリース後にCraig's Brotherとして活動していた。全5曲。
☆☆☆★★ One Truth Said / Has-Been Wife / Emotion Censer
Melodic Punk Inspection 12 "Get Rad"

Hey Mike (2006)
アナウンスされてからが長かったのでついに発売されたという感もある彼らの1st。前作の延長線上に位置する作品であるが、個人的には前のEP以上の出来であると思う。元々彼らにしか表現出来ないような楽曲やアレンジはある程度完成されていたが、今作ではよりその傾向が顕著になっている。特にコード進行やメロディはホントに彼らにしか出せない味となっており、素晴らしい作品となっている。またリズムの変化が以前よりも多様になっているために1枚通して飽きずに聞ける作品である。これはメンバーが増えたことも関係しているであろう。音が厚くなったとは感じないが、前作よりも楽曲自体の幅は広がっている。しかし決して散漫な印象を受けないのは彼らならではであろう。彼ら独自のメロディを生かすためのアレンジになっており、その結果ギターはディストーションをかけていない曲もあるがその中でもしっかりと彼ららしさを表現されており、かなりの良盤である。全13曲。
☆☆☆☆★ This Bag Is Not A Toy/ Carry One / Always / Sespect
Text Book Affair / Guidance Breeds Design / No Brain
Melodic Punk The Gamits "Endorsed By You"