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17 Reasons... (1997)
Skacoreを代表する1枚と言っても過言ではないだろう、彼らの1stであり金字塔になる傑作。ホーンがはいることによってその部分で軽さを感じるところもあるが、重戦車のごとく押し寄せるHardcore由来の力強さはガナリ気味のボーカルとマッチしている。テクニックやアレンジの部分では無理矢理感があるところもあるが、それら全てを勢いと疾走感でカバーしているのが本作である。これは製作時はメンバーが高校生であったところにもよるだろうが、そういった重さが大半を占める一方で彼らなりのレゲエの緩さを加えて緩急の効いたアレンジは、良い意味で洗練されておらずにThe Suicide MachinesやVoodoo GLow Skullsなどの他のSkacoreとは異なるやんちゃ感に溢れており、それが本作の最大の魅力である。ミックスの問題もあるが、がむしゃら感に溢れてそれぞれの音のバランスが少し崩れているにも関わらず軽快に駆け抜けていく3曲目から彼らのキャッチーなメロディとホーンの絡みが心地よい4曲目が続いていくなど、曲数は多いものの、勢いのままに一気に畳み掛ける楽曲の数々は素晴らしい以外の何物でもない作品である。全17曲。
☆☆☆☆★ Verbal Kint / Nothing Left / Enough / Pretty Girls
Screwed / Termination / What Can I Do?
DimeStore Hoods / Nowhere Fast / Burning Down
Ska Punk The Suicide Machines "Destruction By Definition"