The Living Daylights

What Keeps You Breathing (2011)
	結成翌年に発売された1stが最終的には日本盤としてもリリースとなった、イギリス出身の彼らが約3年ぶりに発売した2nd。方向性はあまり変わらないものの前作までの荒削りさがなくなり、全体的にはミドルテンポの楽曲は残っているものの相対的に少なくなり、その分緩急を活かした疾走感に溢れる作品に仕上がっているという、通常の流れとは逆の1stよりも成熟しつつもエネルギッシュな作品になっている。UKっぽい湿り気を帯びつつもどこかカラッとした雰囲気も感じさせるメロディは時には力強く、時にはエモーショナルに、更にはどっしりと構えた分スケールの大きさを感じさせる部分があったりと、1つの作品に様々な表情が隠れている。特に2曲目や4曲目の疾走感の中に叙述性を感じさせるようなメロディは彼ら独特のものであり、様々なジャンルの要素をうまくブレンドしつつも何かに特化する訳ではないため派手さはないが、隠れた名盤と言えるだろう。全11曲。
☆☆☆★★★	Maybe Escapes / The Recovery / These Roads A Thousand Lights / Our Yesterdays / What Keeps You Breathing
Melodic Punk	The Swellers "The Light Under Closed Doors"