thewarpedradio

Nobodys

I've Been Everywhere (2000)
1stからは毎年アルバムを制作していた彼らが、珍しく間を空けて2年ぶりにフルレングス単位でリリースした本作は前作から一転して再び垢抜けないB級感満載のイラストジャケットに戻ったカバーアルバム。バンドのスタンスやサウンドからは少し意外ではあるもののGuttermouthやDiggerのカバーをしているが、影響を受けたであろうThe QueersとGotohellsは2曲カバーしているなど、バンドのバックボーンが垣間見れるような選曲となってる。そしてそのカバーアレンジは原曲の良さを残したり、場合によっては雰囲気は残しつつも破壊して、どの曲も前のめりな勢いと早口でまくしたてつつもポップなメロディは変わらず、彼らの良さがそのまま出た作品となっている。特に5曲目のJughead’s Revengeのカバーはクリーンのギターも織り交ぜて牧歌的な雰囲気を出していたり、Guttermouthのカバーの11曲目は原曲のシンガロング要素を残したまま緩急をうまく入れ込んだ、それぞれが多彩なアレンジとなっている作品である。全12曲。
☆☆☆★★ I Like Young Girl / Leaving Home / C-Biscuit / Six Down
Die Tonight / High Balls
Old School Pop Punk Weston "Got Beat Up"