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One Hidden Frame

Antipodes (2018)
精力的に活動を重ねている彼らが初のスプリット相手に選んだのはイタリアのThousand Oaksであるが、テクニカル系Melodic Hardcoreの先駆者であるThousand Oaksに対して、そのフォロワーの一人であるにも関わらず、アルバムでも見せていた彼ら自身の持ち味が全面に出た作品と言えるだろう。前作のアルバムよりは少し体感的なスピード感は落ちているようにも感じられ、テクニカル度合いも少し減退している楽曲が収められているが、新たな彼らの姿という訳ではなく、アルバムの後半に収録されていた少しテンポを抑え気味にしてメロディを前面に押し出した従来までの彼らの一つの側面を凝縮したかのような楽曲である。ただし少し物足りなさを感じるのも事実であり、もう少しメロディにインパクトがある楽曲が欲しく、もう一歩な作品である。全2曲。
☆☆☆★ March 18th / Quicksand
Melodic Hardcore Thousand Oaks "Antipodes"