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Our Time Down Here

Our Time Down Here (2007)
セルフタイトルの1st EPの再発盤。再発にあたりジャケットが変更され、Demoも追加され収録曲が増えている。1曲目をインストにして、聞く側を自分たちの世界観に引きずり込む手法は既にこの頃から確立されており、期待と興奮を煽りながらインストが終わった瞬間に「自分たちの思いがどこにあるか知っているキッズなんだぜ(We are the kids who know where our hearts lay)」と叫び始まる流れはこの段階で完璧である。全体的には王道的なMelodic Hardcoreであり、テクニカルな手法に走らずに、疾走感を大事にしながらシンガロング多めのコーラスや、重さを出しながらも疾走感を感じさせるメロディを中心に構成されている。少しメロディよりは勢い重視のHardcore寄りのサウンドであり、アレンジも潔すぎるほどにシンプルで若干単調な部分もなくはないが、基本を外さずに初期衝動を詰め込んだ教科書的な作品である。全9曲。
☆☆☆★★★ Revelations / Headlines / Up In Arms / Clear To Go!
Melodic Hardcore One Hidden Frame "Comforting Illusion"

Midnight Mass(2012)
これまでの高速Melodic Hardcoreという方向性から大きく転換した、彼らの2nd Album。1曲目のイントロの時点でこれまでと、どこかが違うなと思わせて聞く側の注意を惹き、2曲目で一気に彼らの新しい世界に引きずりこんでいく力を持っている作品である。前作までのように直線的な要素が減り、全体を通して叙情的な、そして甘美な印象を与える。ゴシック的な要素と言ってもいいかもしれない。それを元々のMelodic Hardcoreと絶妙なバランスで構築したのが今作である。楽曲によっては女性ボーカルも迎えながらも決してHardcore的な要素を失ったのではなく、むしろ内面から湧き出る怒りを表現しているかのように感じる。また今までは意識したことがなかったが声質が若干ALK3のMattS kibaに似ている部分もあり、これも今までの印象と違う風に感じる一因かもしれない。これまでの作品との違いが大きく、最初は印象に残りにくい作品かもしれないが、作品ごとに音楽性を大きく変えて、emoなどの要素を取り入れていくバンドが多い中でこのような変化を遂げるバンドは多くないだろう。それ故にこの作品が持つ意味というのは今後の彼らにとっても大きなものになるだろう。個人的には彼らのこのような変化は大好きである。全13曲。
☆☆☆☆★ Precognition / I'm A Hex / Black Ice & Bad Advice
The Death Rattle / Every Little Thing She Does Is Tragic
The Power To Charm / Words Yu'll Never Read, For A Song You Never Hear / The Reckoning / Angel Of Mercy
Melodic Hardcore Alkaline Trio "This Addiction"