thewarpedradio

The Ocean Front

Dead End Kids (2018)
セルフタイトルを経ての2nd EP。前作では比較的ストレートな楽曲が多かったが、活動を重ねたことによる変化なのか今作では彼ら独特の音が少しずつ明確になってきていると言えるだろう。2ビートの曲はないが基本に忠実なMelodicPunkを軸としながらも、ギターのリフの入り方やアレンジが王道ではなくどこか一癖あるサウンドになっている。またメロディもコーラスというよりもメロディのカウンターになっていたり、シンガロングに近い要素もある。そういった部分は若干Anti-Flagを彷彿とさせるようであり、一つ一つのメロディなどが非常に印象的である。10s以降のトレンドになっているテクニカルやプログレ的要素は皆無であり、独特のメロディ構成をしながらも純粋にメロディとリフやアレンジの疾走感でコンパクトに纏めて勝負している様は懐かしくもあり今後アルバムという枠の中でどのような作品を作り上げるのか、非常に楽しみなバンドである。全4曲。
☆☆☆★★★ Dead End Kids / Stuck Up / Guilt Trip
Melodic Punk Anti-Flag "The General Strike"