Quiet Slang

We Were Babies & We Were Dirtbags (2017)
	Beach SlangのボーカルであるJames Alexのソロプロジェクトの1st EP。その名の通りQuiet(静かな)Slang、つまりはBeach Slangのセルフカバーではあるが、そのリアレンジが素晴らしい。彼のキャリアを考えると意外にも思えるほどに、ピアノやチェロを中心に組み立てられた楽曲はアコースティックというよりも賛美歌的な荘厳な雰囲気を醸し出している。しかしその一方で優しく包み込むかのような暖かさはありながらも、力強くソウルフルに歌い上げているため、元々の楽曲の良さがあってのことではあるが、楽曲が持つ違う一面を存分に感じることのできる作品に仕上がっている。彼自身のルーツであるTHE REPLACEMENTSとBIG STARのカバーも原曲の良さは残しつつも、完全にQuiet Slangの世界観へと変えてしまっており、彼のセンスが爆発している作品である。全4曲。
☆☆☆☆☆★★★	Future Mixtape For The Art Kids / Bad Art & Weirdo Ideas Androgynous / Thirteen
Acoustic	Beach Slang "Who Would Ever Want Anything So Broken?"