Setoff

... Just Please Stop Screaming (2007)
	ジャケットが示すとおりサンフランシスコ出身の彼らの1st。Screamo全盛時代にそれに対するアンチテーゼのようなタイトルを冠している今作はサウンドの方も少しメロディからはエモーショナルな部分を感じられなくはないが、全体的には若干のメタリック度合いを組み込んだリフに暗めの哀愁漂うメロディが絡み合い、一気に駆け抜けていく。しかしそれ以上に彼らの最大の特徴は若干楽曲は長めながらも、非常に練り込まれたアレンジや曲展開の部分である。全てが前のめりな訳ではなく、むしろ勢いを意図的に出しながらも計算されシームレスに変化していくメロディの質感やアレンジは1stにして完成されていると言えるだろう。ただし7,9曲目のように緩急が効きすぎていたり、若干きれいにまとまりすぎていたり垢抜けない部分もあり、作品全体としては少しだれてしまうところは玉に瑕である。全14曲。
☆☆☆★★	A Floating Man Is An Island / Resurfacing / Hindsight Is Blindsight The First Step Is Admitting You Have A Problem We've Got Bigger Fish To Fry / Aselloutsayswhat How About That Local Sports Weather
Melodic Hardcore	Thrice "Identity Crisis"