thewarpedradio

Skipjack

Foundations (2000)
哀愁漂うメロディがゴリッとしたサウンドにマッチした、サンディエゴ出身のSkipjackの1st。ピンボーカルを含む5人編成であり、そのあたりはサウンドも含めて少しSlick Shoesを彷彿とさせる部分があるが、彼らの場合はより重さと速さに特化している。90sの香りを残した少しのっぺりとした重さと力強さを感じさせるメロディに時折絶叫が絡むことによって、コーラスのシンガロングも混ざり合った、非常に疾走感と勢いがある中にも計算された狂気や熱量を感じることができるだろう。またメロディはあまりキャッチーな要素は多くないものの、途中の要所要所に入り込む単音リフやソロが非常にポップであり、そのコントラストも珍しく本作における個性の一つとも言えるだろう。更には途中でレゲエ的なサウンドを入れ込んだり、高速Melodic Hardcoreながら裏を強調しているアレンジをしていたり13曲目にREMのカバーを収録するなどシンプルなようで奥が深い作品である。全14曲。
☆☆☆★★★ June / Unused Voice / Throw It All Away / Contender
American Hero / The Day The Lights Went Out
Melodic Hardcore Slick Shoes "Far From Nowhere"