thewarpedradio

Slapstick

Lookit! (1996)
活動期間はわずか3年と短いながらもこのバンドの後にTuesdayの結成を経てAlkaline Trioに参加したベースのDanや、The Lawrence Armsを結成するボーカルのBrendanなど後に様々なバンドを結成したり参加することとなるメンバーが揃っていた、シカゴの伝説的な立ち位置にいるバンド、Slapstickの唯一のアルバム作品となる1st。スカの持つ軽快さやアップテンポ感、そしてパンクが持つ勢いや熱量などがバランスよくまとまった名盤である。だみ声で勢いと共に吐き捨てるようなBrendanのボーカルに絡みつくようなコーラスや軽快に鳴り続けるホーン、そして音圧は少し弱めで低音があまり鳴っておらずにポコポコ感が漂いつつもそれが妙な勢いと疾走感、そして心地よさに繋がっているドラムなど荒削りな部分は満載ではあるが、メロディ自体は非常に素晴らしく、この当時の彼らにしか絶対に作り出せなかったサウンドが詰め込まれたジャンルを代表する1枚である。全14曲。
☆☆☆☆★★ Good Times Gone / Almost Punk Enough / Cheat To Win
Crooked / She Doesn't Love Me / My Way / The Geek
The Punx / Broken Down
Ska Punk Star Fucking Hipster "Until We're Dead"