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Steele Justice

Neolight Blues (2017)
ベルギー出身の彼らのEPに続く1st。EPの路線は継承し、地理的にも近く影響を受けているだろうと思われる90sの北欧特有の雰囲気を継承しているバンドではあるものの、のっぺりとしたメロディではなく力強くシャウト気味になったりと非常に起伏に富んでいることが彼らの特徴と言えるだろう。またボーカルの声質も太く、雰囲気を継承しつつも全体的に音が分厚いため近代的手法で再構築されている。これはギターはオクターブや単音リフを入れて派手さはあるものの、決してテクニカルではなく基本的には速さと勢い全開のアレンジは時代の流れへのカウンターのようであることにも繋がっているとも言えるだろう。最初はゆったりと始まりながらも途中で一気に加速する12曲目など手法としては王道でありながらも、加速しつつも一気にスピードダウンをする緩急の付け方やアレンジにおける緩さ加減はどことなくNofxを連想させる部分もあり、目新しさは少ないものの様々な要素が凝縮された作品である。全14曲。
☆☆☆★★★ Send In The Clowns / Arcade Summer
My Friends Need Killing / KMS Anthemo / Jamie
This Is Not A Love Song / Gold / Antics 2.1 
Fast Melodic Punk Steamboat Rally "Steamboat Rally"