thewarpedradio

Stone Lions

Necking On And Kicking Off (2019)
2016年に結成された彼らの1stであるが、デビュー作でありながらも母国のPeeからだけでなく、Thousand IslandsやDisconnect Disconnectからもリリースされたという事実が彼らへの期待度や作品の完成度の高さを物語っていると言えるだろう。3ピースであるが故に基本的には前のめりな勢いがありつつもどっしりと構えた縦のリズムを強調したシンプルなアレンジが縦横無尽に入れ替わる様は00s前後のBlink-182を彷彿とさせ、声質やメロディの質感も似ている部分も多いが、所々で勢いや軽さは残しつつも低音を効かせて重さを打ち出していたり、さり気なくピアノや打ち込みを入れていたり、1曲目などではコーラスがシンガロング要素の強めのシャウト気味のコーラスが心地よいなどモダンさもあり、古き良き時代を継承しつつも新しさも存分に感じられる作品に仕上がっている。更には青臭さが残るメロディの中でも少し陰りを感じることもでき、今後の作品にも非常に期待が持てる作品である。全11曲。
☆☆☆☆ Burnt Out Lights / Party Like Kate Moss
Hey Boy (Wake Up) / Apologies / Broken Record
Stereo / Therapy
Pop Punk Wishful Thinking
"Kicking Goals, Banging Gongs & High Five All Round "