thewarpedradio

Too Close To See

memories & milestones (2017)
レーベルにとっても初のスプリット作品、デジパック仕様という形になったThousand Oaksとのスプリット。オリジナル作品としては久々のリリースとなるが、その間もライブ活動や本作の1ヶ月前にはカバーアルバムをリリースするなどコンスタントに活動を続けてきていたものが全て込められている作品に仕上がっている。ハードロックやメタル的なギターとベースのユニゾンが印象的な1曲目から幕を開ける本作は、どこをどう切り取っても少し鼻にかかったような良い意味で線が細く高音のボーカルに、メロディの隙間を埋めるギターのリフやソロ、そして要所要所に繰り出されるベースのリフなどTCTSにしか出せない色が十二分に発揮されている。活動当初から首尾一貫している高速Melodic Punkが年月を重ねることによって近代的な要素も存分に取り入れよりアップデートされている今作は3曲目に少しミドルテンポの曲を挟み込むなど、作品全体としても緩急をつけた作品になっており今後のアルバムへの期待感が否応なく高まってくる。全5曲。
☆☆☆☆ Burnings / Proud / The Northernmost Point
Fast Melodic Punk Thousand Oaks "memories & milestones"