thewarpedradio

Venerea

Both Ends Burning (1997)
90sの北欧メロディックを代表する1枚と言ってもいい名盤である1st。このギターの音の薄さ、軽さはこの時代ならではのものであるが、それが多層的になっているメロディとコーラスを最大限に生かしている。ボーカルの声も若干高めで特徴的であるが、それがまた軽さを感じさせてくれるとともに疾走感をうまい具合に演出しており、前作までで見られたEpitaphサウンドから上手く脱却し、自分たちならではの音を作り上げている。また初期の作品で見られたファニーさはこの作品以降ほとんど見られなくなり、歪んでいながらも正々堂々と真っ向勝負を挑んでいるかの如く良い意味で軽さを感じさせてくれるギターと軽快に駆け抜けていくメロディのその絶妙なバランスは秀逸である。手法としては王道ともいるStop&Goを多用しているが、4曲目のようにそこまでに至る過程がドタバタ、ガチャガチャしてまさに前のめりという状態であり、何てことはない細かいところかもしれないが、そういった細かいアレンジが随所に見られそれがシンプルな中にも一癖あるような作品へとつながっているのだろう。また6曲目は彼らのオリジナルであると最初思いこんでしまったのは自分だけではないだろう(と思いたい)。全15曲。
☆☆☆☆★★ I Wanna Live In Outer Space / It Doesn't Smell Like Raspberr
Nothing Is Planned / Late Show / American Girl
Asleep At The Wheel / I'm Not / Simple World / Scratch
Fast Melodic Punk Near Miss "The Gentle Art Of Making Enemies"