thewarpedradio

Venerea

Hullabaloo (1994)
Bröölから発売された、レーベルとしても初の単独作品となる、彼らの記念すべき1st EP。このジャケットのショボさや手作り感満載のインナー、音圧に乏しいミックスなど含めて全てが完全にB級感丸出しであり、作品としても低音がかなり抜けていてスカスカであったりなど良くも悪くもポンコツ感が漂う作品になっている。ドラムは時折手数の多さを見せる部分はあるがドコドコというよりはポコポコという形容が正しいと思わせるほどに若干間抜けな感じになっていたり、5曲目のようにいきなりスカやHard-onsのようなファストポップを前触れもなく1曲の中で何度も転換したり、時代もあるがディストーションが強めの少しソリッド感はありながらも中音域が強調されたギターなど、これぞB級の代表作とも言えるような出来である。しかしそんな中でも2曲目などはメロディのヌケはないもののコーラスの入り方などセンスの光る箇所も散見しており、聞けば聞くほどにこのB級感が癖になるような不思議な魅力を持っている作品である全7曲。
☆☆☆ Summer In The Sun / Sex Is Really Fun / Summersun / Baby Blue
Fast Melodic Punk Stoned "Party Songs"
Both Ends Burning (1997)
90sの北欧メロディックを代表する1枚と言ってもいい名盤である1st。このギターの音の薄さ、軽さはこの時代ならではのものであるが、それが多層的になっているメロディとコーラスを最大限に生かしている。ボーカルの声も若干高めで特徴的であるが、それがまた軽さを感じさせてくれるとともに疾走感をうまい具合に演出しており、前作までで見られたEpitaphサウンドから上手く脱却し、自分たちならではの音を作り上げている。また初期の作品で見られたファニーさはこの作品以降ほとんど見られなくなり、歪んでいながらも正々堂々と真っ向勝負を挑んでいるかの如く良い意味で軽さを感じさせてくれるギターと軽快に駆け抜けていくメロディのその絶妙なバランスは秀逸である。手法としては王道ともいるStop&Goを多用しているが、4曲目のようにそこまでに至る過程がドタバタ、ガチャガチャしてまさに前のめりという状態であり、何てことはない細かいところかもしれないが、そういった細かいアレンジが随所に見られそれがシンプルな中にも一癖あるような作品へとつながっているのだろう。また6曲目は彼らのオリジナルであると最初思いこんでしまったのは自分だけではないだろう(と思いたい)。全15曲。
☆☆☆☆★★ I Wanna Live In Outer Space / It Doesn't Smell Like Raspberr
Nothing Is Planned / Late Show / American Girl
Asleep At The Wheel / I'm Not / Simple World / Scratch
Fast Melodic Punk Near Miss "The Gentle Art Of Making Enemies"