thewarpedradio

William Ryan Key

Thirteen (2018)
2017年に解散したYellowcardのボーカルであった、Ryanが解散後にソロとして活動を始め、元々はリリース予定ではなかった1st EP。ソロであるがゆえにアコースティック主体でギターと若干の打ち込みを主体とした、感情豊かにしっとりとしたメロディが特徴的な作品に仕上がっている。比較的アコースティックながらも力強く歌い上げつつも時には包み込むかのような歌声で優しく歌い上げているが、正直少し違和感が残る作品とも言える。彼の持ち味の一つであるはずの透明感あふれるメロディは皆無であり、ソウルフルに歌ってはいるものの少し曇りがかったかのような雰囲気がベースとして存在している。過去と決別という意図、別次元のものとして捉えれば完成度は低くはないが、惜しい思いも残る作品である。全5曲。
☆☆★★ Vultures / Form and Figure / Thirty Days
Acoustic ------------------------------