Youth Decay

The Party's Over (2015)
	Comeback kidやLiving With Lionsなどの豪華なメンバーによって結成された彼らのEPを経ての1st。それぞれのメンバーのキャリアを彷彿とさせるMelodic Hardcoreを基本としながらも、よりPop PunkやMelodic Punkなどのアプローチを全面に押し出してミックスさせたサウンドが印象的であり、メロディはポップであるにも関わらず、Hardcore的な勢いや激しさを感じるサウンドやメロディはそのバランスが絶妙であり、その完成度の高さからキャリアに関係なく作品として素晴らしい。冒頭3曲は勢いがありつつもポップでキャッチーなメロディの楽曲が並んでいるが、4曲目はHardcoreライクな楽曲となり、5曲目はその中間を行くかのような1曲の中にポップさと激しさが同居するような楽曲、その一方で7曲目はミドルテンポでメロディを強調しているなど、楽曲ごとに異なる印象を与えつつも、1曲の中でも様々な表情を打ち出しているところはキャリアに裏打ちされた部分でもあるだろう。作品全体のどこを切り取っても完璧であり、王道のMelodic Hardcoreではないかもしれないが聞いておかなければならない作品である。全12曲。
☆☆☆☆	Balance / Landslide / Hysteria / Little Winnipeg / The Party's Over Shortfuse / Ash Blonde / Waiting For Nothing
Melodic Hardcore	Set Your Goals "Munity!"