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Adhesive

Sideburner (1996)
Swedenの伝説のバンドの一つと言っても過言ではない彼らの1st。90sのメロディックを北欧の文化、風土によって新たに解釈されたサウンドは、終始一貫して最後までストップ&ゴーの王道アレンジでありながらも、暗さと湿り気を帯びたメロディ、そして全編に渡ってそれを補完している完璧なコーラス。どの部分をとっても完璧な作品である。基本的には王道、鉄板の曲の構成をしており、そこに目新しさはない。しかしそれにも関わらず長年に渡って評価され続けているのは、純粋にそれ自体のクオリティーの高さによるものであろう。だからと言って彼らの個性が皆無という訳ではなく、北欧特有のメロディをベースにし、それを完全に補完しているとも言うべきコーラスは上下の3度を駆使しており、まさに王道でありながらも他の追随を許さないのはテクニカルなギターとコーラスが担っている部分も大きいであろう。まだまだ粗っぽさを残していたりなど、洗練されすぎていない部分もあるが、だからこそ作品全体としての完成度が高いとも言え、何年経っても聞き続けるべき作品である。全13曲。
☆☆☆☆★ Nothing Is Won / A Thousand Times / Bubble Burst / On A Pedestal / Scottie / Scent Of Life / Conscience / Vocuum / Influence / Pipedream
Fast Melodic Punk Bad Religion "Generator"
A Tribute To Bad Religion Vol.2 (1998)
Lapdog, Prodebowl, Passage4, SoberなどSwedenSkatePunk界を代表するような錚々たるバンドが参加しているBad Religionのトリビュートアルバム。AstreamやBlenderが参加している1枚目も良いが、参加バンド的には圧倒的に今作に軍配が上がるだろう。基本的なアレンジは原曲に忠実でありながらも、疾走感とコーラスワークをうまく組み込んだアレンジは完全にどこを切り取ってもAdhesiveである。特にSkycraperは元々のメロディの良さがテンポを上げたことによって、もはや自分たちの曲なのではないかというくらいしっくり来ている。Bad Religionらしさを残しながらも一方では完全にAdhesiveという稀有なバランスでまとめられている。全2曲。
☆☆☆☆ Skycraper / How Much Is Enough?
Fast Melodic Punk ------------------------------


From Left To Right (1998)
1stと並んでSweden Melodic Punkを代表する名盤のうちの1つである2nd。前作では洗練さて過ぎていなく、どこかもっさりとした感も残っていた彼らであったが、今作ではそれが完全になくなりスタイリッシュになっている。アルバムにもか関わらず30分以内という短さではあるが、彼らの魅力をずべて凝縮したかのような作品である。スウェーデン特有のメロディはそのままでありながらも、カラッとした空気感も漂い少しアメリカナイズされたサウンドは近代的でありつつも、勢い一辺倒ではなく速さや荒々しさの中にもメロディやコーラスが相変わらず充実している。しかし完成度は前作と変わらなく高いが、何を求めるかによって評価は変わるかもしれない。純粋な完成度であれば本作は名盤以外の何物でもないが、スウェーデンらしさを求めるのであれば、前作に軍配があがるであろう。自信に満ち溢れているかのごとく迷いなく短い曲を次々と繰り出しているこのアルバムは、作品全体としても軽妙な軽さと重さのバランスに優れている。00s以降の王道Melodic Hardcoreの礎を築いた1枚とも言える作品であり、必ず聞いておくべき作品の一つである。全14曲。
☆☆☆☆★ All In The Name Of Progress / Doubtful / It's Not About Me
Phone In Sick / Character-Builder / Your World Of Noones
How Am I Supposed To Envy You? / A Job For Real Men
Punk Is A Bunch Of Kids With Funny Haircuts
Fast Melodic Punk Satanic Surfers "Going Nowhere Fast"