thewarpedradio

Almeida

Fantastic Massacre (2011)
Fair Do'sなどとのスプリットを経てリリースされた初の単独作品である1st。Belvedere以降のメロディックハードコアをベースにしつつも良質なメタルコアバンドを多数排出しているイギリス出身ということもあり、よりメタル的要素が強い作品に仕上がっている。メロディと双璧をなすほどに織り込まれているリフはThrash Metalそのものと言っても良いだろう。しかし終始硬派な音に終止しているわけではなく5曲目にアコースティックを入れて作品全体としても緩急をつけている。またその後の6曲目がメタルコア的な楽曲を入れ込んでくるなど、1stであるにも関わらず楽曲の幅は広い。そういった楽曲の振れ幅もあり、作品全体としては全体が1つの楽曲のように聞こえる組曲的要素も感じることができる。だがい一方でその分メロディが若干犠牲になっている感もあったり、1曲ごとが長くて特に後半に行くに従って若干ダレていることは否めないが、自分たち独自のスタイルを作り出そうとしている姿勢は感じることができるだろう。
☆☆☆★ Kinslayer / Kings In Contempt / Lifeboats / Fail-Buyer
Occams Razor (I) / Reservations (III)
Melodic Hardcore Dr. Hourai "Post Apocalyptic Nightmare"
Social Media Circus (2015)
前作の1stリリースからだいぶ年月が経って発売された、1曲目の冒頭のリフとシャウトからMelodic Hardcoreの中でもHardcore/Metal色の強いサウンドへと変化したことが顕著に現れている1st EP。前作でもその傾向はあったもののテクニカルな要素を詰め込んだ一方で展開としては若干長くてダレている部分もあったアレンジがコンパクトにまとまることにより、今作では持ち味を突き詰めたかのように速さと重さ、テクニカルな面などが進化している。メロディは全体的にシャウト気味であるもののギターのリフは非常にメロディアスであり、メロディの裏でほぼ終始ギターのリフが鳴り続けており、全体の雰囲気としてHardcoreやMetal色が強いこともあり、それが彼ら独自の個性となっている。しかもそのメロディや全体がメタリック色が強い中でコーラスは非常にメロディアスであり、その点も彼ら独特のものである。また、時折見せるクリーンボーカルも少し高音気味であるがゆえに低音のデスボイスとのコントラストも鮮やかである。全5曲。
☆☆☆★★★ Icke-Aramba! / The Twisted Architect / Payday / Creed
Melodic Hardcore Colin Decker Free Fall "Colin Decker Free Fall"