Astronomy Constellations
1st Demo (2018) | |
ex-Dumprilongerでもあり、ex-34Ruins at Mohenjo-Daroでもあったメンバーなど中心に結成された彼らの1st Demo。自分たちをProgressive Skaと言っているだけであり、曲展開やそれに伴うカッティングの混ぜ込み方、またホーンの鳴りなども王道な部分も多少見受けられるものの全体としては良い意味で特殊であり異端的なバンドである。Ska Punkをベースにしてカッティング主体で音を薄くして、そこからの加速による緩急やメロディとホーンの絡みなどはSka Punkならではの醍醐味であり、それは本作でも十二分に堪能できるが、それと併せてStreetlight Menifestoのように変則的なアレンジを随所に入れ込んでプログレだけでなくジャズ的な要素も感じられるなどDemoとは思えないほどに自分たちのサウンドを完全に確立している。ホーンにサックスがないところは少し残念ではあるが、トランペットとトロンボーンの音域の違いをうまく生かしてシンプルながらも青さと広がりを感じさせ、このアプローチの仕方はSkad Missileに近いものがあり、今後の動きから目が離せないバンドである。全4曲。 | |
☆☆☆★★★ | Forty Winks / A Cryptographic Algorithm / Same the Starlight An Act that has Disastrous Conseqences |
Ska Punk | Streetlight Menifesto "Demo" |
2nd Demo (2018) | |
1stライブの日に2ndデモを配布という前代未聞の意欲的な活動をしている彼らの2nd。前作から矢継ぎ早にリリースされているが、作品の方向性は少し毛色が異なりSka Punkをもっと広い解釈で捉えた意欲的な楽曲が揃っている。1曲目こそ王道のSka Punkながらもメロディやホーンが心地よく響く楽曲である一方で2曲目はSkaの緩さとJazzっぽい響きを持ったホーンが印象的であるがメロディはゆったりとした中にも力強さがあり、3曲目は緩やかさの中にもポップなメロディとカッティングも重さや鋭さがない分軽やかに駆け抜けていきつつホーン隊が非常にクリアに聞こえて思わず踊りたくなる。4曲目はストレートに行くかと思いきや途中で裏声を組み込んだメロディになったりHard RockやMetalっぽいフレーズを入れ込んでいたりなどプログレ感満載である。幅広い音楽的なバックボーンをベースとした何でもあり感により次作への期待がより一層増す作品である。全4曲。 | |
☆☆☆★★ | Crystallized Hreat / Sunny side up Eggs The World Is Composed Of Injustice |
Ska Punk | Skad Missle "One Happy" |