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後にRise AgainstをMr. Precisionと共に結成するTimのキャリアの最初を飾るBaxterの2作のアルバムとレアトラックを収録した、ディスコグラフィー。その他のメンバーには後にThe Lawrence Armsを結成するNeilやThe Killing Treeに参加するJ. Woodなど豪華なメンバーで構成されていることもあり、それぞれが若かりし頃の作品ではあるが、その完成度は非常に高いと言えるだろう。あまりバンドよしての初期衝動のような溢れんばかりの勢いや荒々しさは感じられず、どっしりと構えて静と動を巧みに組み合わせたPost Hardcoreが主体となっている。しかしその中でもArt punkのように静寂と躍動を組み合わせて激しさの中にも格調高い要素があったり、それがゴシック感にも変わる部分もある。そういった静と動や緩急をバランスよく織り交ぜつつも、Rise Againstを彷彿とさせるような前のめりのMelodic Hardcoreの部分もあったりとミドルテンポが主体となりつつも一つの楽曲の中に様々な要素を入れ込んで多彩な表情を感じさせてくれる。2枚組で2時間超えの作品であり、最初から全てを聴き通すことが若干辛いところだけが玉に瑕である。全26曲。 |
