thewarpedradio

Be Like Max

Save Us All (2019)
クラウドファンディングにて制作費を集めてリリースされた、約3年半ぶりとなるラスベガス出身の彼らの4th。愚直なまでにSka Punk/Ska Coreを現代に受け継いでいるバンドであるが、それだけに留まらないのはホーンの組み立て方だけでなく今作からキーボーディストが加入したことと、その使い方が多彩であるところである。裏打ちのギターとキーボードがユニゾンしていたり、それとは別にホーンと合わさることによりJazzっぽさを醸し出している部分があったり、特に音が薄くなる裏打ちの際には主張しすぎない、さり気なく後ろで鳴っているかのように入り込んでいるサウンドはアクセントとなり、緩急の中に軽やかさはもちろんのこと、重戦車のような重低音でもどこか軽さやポップさを感じられる。またその中で5曲目や9曲目などはカッティングとディストーションの絡み合いと力強いギャングボーカルが印象的なシンプルな楽曲もあったりなど、Streetlight Manifestoとは異なる意味においてSka Punkの可能性を広げた作品である。全11曲。
☆☆☆★★ Time Flies When You're Having Work / At Least I'm not a Toucher
Elitist Punks / Dreams / Doomsday / Home Away From Home
Ska Punk Big D and The Kids Table "How It Goes"