thewarpedradio

Dynamite Boy

Somewhere In America (2001)
彼らの代表曲の1つであるCatching Onで始まる今作の3rdは、今までの路線を踏まえつつもすべての面で凌駕した最高傑作でありPop Punkというジャンルを語る上では避けて通れない作品と言えるだろう。テキサス出身であるにもかかわらず西海岸のカラッとした空気感がメロディを重視したシンプルなアレンジの中で最大限に生きており、少し前作までと比べると速さは落ちている部分もあるが、それがかえって元々の彼ら独特の力強く歌い上げる男臭いメロディの良さの魅力を十二分に発揮している。そしてそのメロディを補完するコーラスの入れ方など文句のつけようのない作品である。また今作ではゲストボーカルを迎えた楽曲が4曲収録されているが、その中でも同郷のCruiserweightのStella嬢を迎えた3曲目は力強さと優しさ、甘酸っぱさ、疾走感などPop Punkに必要な要素を全て詰め込んだ名曲である。全13曲。
☆☆☆☆ Catching On / Kaleidoscope / No Way Out / Av99 / Little Bobby
Lullaby / Strive / Trustworthy / Hook, Line And Sinker
Fast Pop Punk Valve Drive "Chronicle"