thewarpedradio

Deville

Pleasure To Burn (2000)
結成直後にリリースされたデモを経て発売された、カナダのカルガリー出身の彼らの1st。高速メロディックの先駆けの一つという立ち位置にいる彼らではあるが、作品全体としてはそこまで速さに特化しているわけではなく、BPMに依らない部分での疾走感や緩急の付け方でそのような印象になるのであろう。それはイントロから一気に爆発しつつもザクザクと刻むギターが印象的な1曲目もそうであるが、裏やシンコペーションを強調したリズムが速さとともに両立されている2曲目など、全体としてザクザクと刻むギターとポップなメロディとのコントラストが速さの中で生かされていて、どの曲もそれぞれに個性が際立っている。また多少所々にStrung Outを彷彿とさせるような硬質な雰囲気を持ったメタリック感はあるが彼らほどではなく、速さの中に軽さがあるためメ最後まで軽快に進んでいくところが本作のポイントであろう。全12曲。
☆☆☆☆ Nothing / Crashing Down / Seasons / Whillians To Be Scotto
Superhero Fast / Rye & Lake Water / Perfect World
Fast Melodic Punk High Five Drive "Fullblast"