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Drones

Mutiny (2011)
イギリス出身の3ピースバンド、Dronesの1st。Melodic Hardcoreをベースとしていながらも3ピースであるがゆえにテクニカルな要素は少なく、むしろHardcore寄りの勢いとバンドとしてのアンサンブルが主体となっている楽曲が多い。所々でベースが前に出てきている部分がそれを物語っていると言えるだろう。まただからこそStreet Punkの要素を感じさせるアレンジや、時折見せる激しさの中にあるテクニカルな面が際立って聞こえてくる。またダミ声で吐き捨てるようなボーカルもメロディは勢いがある中でも所々にポップな面だったり中性的な少し高めのメロディが入り込んでいたりなど、彼らの持ち味が完全には表面化していないが、十分に可能性を感じることができる作品である。全11曲。
☆☆☆★ Jack Won't / Thursday's A Full Moon / The Jester
Shells Fall, Pins Pulled / Raise The Arms
Melodic Hardcore Anti-Flag "A New Kind Of Army"
Free Marked Kid (2013)
前作のアルバムで見せた方向性は何も変わっていない彼らの1st EP。少しHardcore寄りで勢い重視で吐き捨てるようなメロディが特徴ではあるが、それが今作では少しねちっこく歌い上げる部分も増え、決して勢いだけに留まらない姿を見せている。その分若干スピード感は落ちているのは否めないが、Rise Againstなどに代表される王道のMelodic Hardcoreを感じさせる楽曲もあれば、Anti-FlagなどのStreet Punkを若干感じさせつつも膨大な熱量を持ったメロディを全面に押し出している楽曲があったりなどその分メロディが多彩になっている。Melodic Hardcoreをベースとしつつもテクニカル要素やプログレ要素を重視するのではなく、メロディと疾走感の総合力を打ち出した作品であり十分及第点ではあるが、作品全体を見渡すと楽曲ごとの印象が少し薄いのが玉に瑕であろう。全6曲。
☆☆☆★★ Raise The Stakes / Empty Words / Bloodline Kings / Graves
Melodic Hardcore Rise Against "This Is Noise"
Exiled (2018)
前作リリース後の2016年にメンバーチェンジがあり、女性ボーカルのLoisが加入し新体制で発売となった2nd。このメンバーチェンジがバンドにとっても大きな変化となっており、今までの荒削りなMelodic Hardcoreからスケール感がアップしたサウンドへと大きな成長を遂げた分岐点となるような作品に仕上がっている。特にボーカルが中性的な要素、声質を持っていることは非常に大きいだろう。元々派手さはないものの完成度の高いMelodic HardcoreをベースにしつつもStreet Punkの要素もあったりなど幅広い楽曲が持ち味の一つであったが、それは活かしたまま若干中性的な響きも持ったボーカルが時には力強くアグレッシヴに、時には女性らしい暖かさや優しさを醸し出したりなどこれまでの持ち味を残しつつも、幅が広がっている。また今までは感じなかったゴシック感を感じさせる楽曲もあり、大きく飛躍を遂げた1枚である。全11曲。
☆☆☆☆★ For Those Who Care / Inferno / Rorschach / Territories 
The Only Thing Between Us Is You / Covert Anarchy
Megalomaniac / Born & Erased
Melodic Hardcore CREEPER "Eternity, In Your Arms"