Fortune Cove
Dear Happiness (2019) | |
2015年に来日を果たしたHarbourがメンバーチェンジを契機に改名して制作された1st。Harbour時代も爽快な疾走感の中で青臭いメロディが非常に印象的な楽曲が中心であったが、今作でもその路線は引き継ぎつつもメンバーが変わったことにより彼らの持ち味のメロディへのアプローチが大きく変化している。メロディの青臭さはそのままでありながらも非常にモダン的なアプローチをしており、テクニカルな単音リフが随所に盛り込まれていたり、ポップなメロディとは対称的なスクリームをも柔軟に取り入れている。メロディを活かすという点においては変わりなく、4曲目では独特なボイスパーカッションのようなコーラスが入っていると思えば、その後の5曲目で一気に加速したり、縦ノリのダンサブルなリズムが印象的な7曲目も途中で落ち着きつつも加速していくなど非常に自由で幅広い表情を見せている。従来までの良さを継承しつつも新たな姿を融合させた意欲的な作品である。全9曲。 | |
☆☆☆☆ | Speak Up / Direction / Scared to Death June 20 / Tell Me Why / Waiting |
Fast Pop Punk | Daylight "2 Cool 4 School" |