Gibberish
Between Timid and Timbuktu (2016) | |
日本のTorch of Hope RecordsのYuto君などとイタリアのex-Jet Market、Thousand OaksのAlex、アメリカのSechondshotのKlyeで構成された多国籍バンドの1st EP。メンバーの経歴を考えるだけで既に完成度は保証されているようなものであるが、1曲目の最初の一音だけでその期待を軽く超えてくる。ボーカルからはどうしてもSecondshotを連想してしまうのは仕方ない部分ではあり、方向性も大きく異なっているわけではないが、明確に違いはあると言えよう。基本的にメロディとシンプルなアレンジで疾走感を重視している曲が中心であるが、ドラムがAlexということもあり、バスドラやタム、ハイハットを鳴らしっぱなしがシンプルでグッドメロディを最大限に活かしているようで聞いていて心地よい。3曲目はTony Slyのソロのカバーであるが、彼ら自身のルーツを垣間見れること共に、完全に自分たちの曲としても成立している。王道のMelodic Punkであるからこそメロディやアレンジの巧みさ、など一つ一つの要素の完成度が求められるが、これ以上望むものはなく、基本にして王道、理想形がこの作品にはある。全3曲。 | |
☆☆☆☆★ | Milo / Lesson Learned / Chemical Upgrade |
Fast Melodic Punk | Heroes Die Too "Disgust-o-rama" |
2017 Promo CD(2017) | |
アルバムの先行として発表された2nd EP。1曲目はミドルテンポで少しスピード感を抑えたイントロで始まることもあり少し落ち着いた雰囲気を漂わせているかと思えば、結局はすぐに前作と同様に疾走感を重視しつつもAlexのドラムの鳴りはそのままで、前作同様グッドメロディと疾走感が心地よい。また前作よりもコーラスが増えていることもあり、青臭くも伸びやかなメロディがより映えている。派手さはないながらもアレンジの幅が広がり、ボーカルも掛け合いのようなメロディが増えているために十二分にメロディと疾走感で勝負するMelodic Punkに理想形を今作でも堪能できるだろう。完全に王道のど真ん中を進みながらもオリジナリティ満載の今作からは、アルバムへの期待しか出てこない。全2曲。 | |
☆☆☆☆★ | Vans And Floors / Apathy |
Fast Melodic Punk | ------------------------------ |