thewarpedradio

Goldfinger

The Knife (2017)
正式なアナウンスこそなかったが、前作リリース以降完全に沈黙状態にあった彼らが約9年ぶりに発売した7th。今作ではJohn以外のメンバーが総入れ替えとなっておりJohnのソロプロジェクト感が強くはなっているが、新たにメンバーとして今作に参加しているのはMxPxのMike、Story Of The YearのPhilip(2018年に脱退)、Blink-182のTravisと豪華なメンバーであり、この4人がバンドとして楽曲の制作にも携わっていることが今作の最大の特徴であり、完成度を押し上げていると言えるだろう。Goldfingerが持つ元々のポップ感であったり明るさとファニーさを漂わせているスカの要素に打ち込みを取り入れたり、Pop PunkやSkaだけでなくレゲエ的要素もあり多様なリズムの中でも手数の多いTravisのドラム、MxPxの中で見せるStingrayの特徴的なサウンドは抑え気味で基本はシンプルなベースラインでありながらもふとした瞬間に前に出て主張するのは間違いなくMike特有の歌心のあるベースラインであり、Philipの派手さは少ないものの力強いリフなど、各メンバーが持つバックグラウンドやそれぞれのプレイヤーとしての特徴が如実に出た名作である。全13曲。
☆☆☆☆★ A Million Miles / Get What I Need / Tijuana Sunrise
Put The Knife Away / Beacon / Who's Laughing Now
Orthodontist Girl / See You Around / Liftoff
Melodic Punk MxPx "The Ever Passing Moment"