thewarpedradio

Junction 18

This Vicious Cycle (2000)
実力はありつつも不遇に終わってしまったバンドの一つにあげられるだろうJunction 18の1st。初期Saves The Dayなどのように上手い具合にEmoとMelodic Punk、Rockが組み合わされており、派手さはないけれどもメロディが心にすんなりと入ってきて染み渡るような優しさにも溢れている。そういった素直で明るいサウンド、メロディが詰まっているという意味ではメロディックの括りにも入れられるがIndie Rockやギターロックの括りにも入れることができるだろうし、一筋縄でいかないバンドであるが、この疾走感とメロディは反則級である。しかし大衆性がありつつも、根底にはエネルギッシュさが残されており、そのバランスがメロディの完成度もあって素晴らしい。そういった甘さを持った空気感ながらも良い意味であまり抑揚のないメロディからは、憂いを帯びながらも根底からは秘めたる熱さを感じることができるだろう。全11曲。
☆☆☆☆ Dakota / June And The Ocean / Turnabout / Adrift
Lucky As Mars / We Want It All / Lost In Adeline
Melodic Punk One Dollar Short "Eight Days Away"