thewarpedradio

Penny Was Right

Dumb & Wild (2018)
2013年にはS/TのEPを発売しており、意外と活動歴は長い彼らが満を持してリリースしたフランス出身の彼らの1st。基本はPop Punkをベースとしながらも3曲目のように少し跳ねたリズムの楽曲があったり、少しミドルテンポでシンプルなリズムにより壮大さを打ち出した5曲目、速さの中にも力強さや激しさを打ち出した楽曲があったりと様々なサウンドの楽曲が揃っている。それでも一貫性があるのはボーカルであるDalia嬢の歌声が女性的な凛とした華やかさがある一方で力強く歌い上げるメロディによるものであろう。そのメロディはそのサウンドの多様性も相まって独特の響きを持っている。この凛とした歌声や雰囲気はParamoreやTonight Alive、ひいてはAvril Lavigneなどのポップアイコンではなく、Bad Cop/Bad Cop、Friend With The Enemy、Dronesなどの母性ならではの力強さを全面に押し出したバンドに似ていると言えるのではないだろうか。ただし少し楽曲の振れ幅が大きく作品としての軸が見えづらいのが玉に瑕であり、次作にそこは期待したい。全11曲。
☆☆☆★★ Animal Behaviour / Friendshit / How Long Will It Last?
Please Stay / You Ain't Got Me / What's Wrong With Me
Pop Punk Useless ID "No Vacation From The World"