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SHAMES

Bridging Oceans (2019)
Bare Teeth、Down Memory Lane、Nerdlingerとの国境を超えたスプリット。前作の2ndでバンドとしても大きく飛躍して、日本出身ながらもケベック出身とも言えるような速さの中に少しのっぺりとした部分もありつつも力強く独特のメロディアスさがあるサウンドを構築したと言えるが、本作でもその新たな彼ら独自のサウンドをより発展させたかのような極上の楽曲が収められている。1曲目は彼らの良さを全て詰め込んだかのような楽曲であり、速さやテクニカルさ、そして心地よい疾走感の中で躍動するキャッチーなメロディを歌い上げる哀愁漂うボーカルとの混然一体感がメロディの持つ切なさをより強調している。2曲目はメロディやテクニカルなリフだけでなくリズム隊も前に出てきており、一つ一つの構成要素が均等に主張しているかのようなバンドとしてのアンサンブルを強調し、3曲目は彼らにしてはぐっとスピードを落とした部分もあり、緩急を効果的に組み合わせて少しミックスで加工した哀愁漂うメロディがより生きている。それぞれの楽曲が異なる表情を見せており、今後の作品への期待感が増してくる作品である、全3曲。
☆☆☆★★★ Best Place / Break The Parasite / Miles Away
Fast Melodic Punk Bare Teeth "bridging Oceans"