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The Undecided

The Undecided (1999)
移籍してTooth&Nail全盛期に発売された2nd。ちなみに1stもセルフタイトルであるため、紛らわしいことこの上ない。レーベルメイトであるMxPxを彷彿とさせるようなシンプルなMelodic Punkであるが、MxPx以上に音のエネルギーに満ちていると感じる。彼らの魅力は派手さはないが、90年代を影響を感じさせる楽曲と共にシンプルながらも色々な要素を詰め込み緩急を付けたアレンジであろう。楽曲自体はものすごく短いが、その中でメリハリがしっかりとしているために彼らが作り出すポップでキャッチーなメロディがすんなりと耳に入ってくる素晴らしい作品である。少し高音のメロディを生かすためアレンジは必要最低限であり、これも彼らの魅力の一つだがそれ以上に彼らは音の引き算が出来るバンドであろう。近年は音を重ねていくバンドが多いがあえてギターを抜くなどの曲構成が、決して珍しいモノではないが彼らの場合はその使い方が上手く飽きずに聞けるだろう。全18曲。
☆☆☆☆★ A Febuary Weekend / General Delivery / Brother / 2:30
Money Buys Democracy / Daughter Of Justice / Choice
Grounded / Land Of opportunity / Unconditional / Lost
Fast Melodic Punk Uncalledfor "'Till The End"
More To Sea (2001)
2年ぶりに発売された彼らの3rd。前作に比べて良くも悪くもまとまって落ち着いてしまった作品である。短くまとまっていた楽曲が長くなってしまったことによって勢いがなくなってしまった。決してメロディが悪くなった訳ではなく、むしろ聞きやすさは向上しているだろう。更には前作よりもここのクオリティーは上がっているが、音の引き算がなくなってしまったことが今作を決定づけたと言っても過言ではないだろう。やはり彼らの作り出すメロディはシンプルなアレンジの中でこそ最大限に生きると思う。今作ではよりMxPxぽさを感じてしまい、彼ら独自の個性をしっかりと感じたかった。ちなみに今作が恐らく彼らのラストアルバムとなっている。全11曲。
☆☆☆★ The Youngest Son / Lifted / What Happened To Our Love?
Hope / Time For Change
Melodic Punk MxPx "Panic"