thewarpedradio

Union 13

East Los Presents... (1997)
RancidのLarsとTimという珍しい組合せのプロデュースとなった1st。ジャケットから連想できる音をそのまま体現している、まさにお手本となるようなメロディックハードコアである。メタリックな要素はなく、むしろ若干メロディックよりのハードコアであるそのサウンドは、彼らのルーツにもよるのであろうが鬼気迫るような迫力に満ちたものである。メロディにポップさは皆無であり、SxEの影響を感じさせるようなその硬派なまでのスタンスは勢いとエネルギーに溢れかえっている。またそれだけでなく彼らの最大の特徴は英語だけでなく、元々の彼らのルーツであるスペイン語の楽曲も混ざっている部分であろう。英語の楽曲でも若干癖のある歌い方をしているのでどちらの言語でも全く違和感はなく、1枚があっという間に終わる作品である。全体的にはHardcoreの要素がかなり強いが、さりげなく未来への明るさや希望を感じさせるようなきらめいたアレンジもあり、単に速くて重いだけというだけでは括れないバンドである。全18曲。
☆☆☆★ Who Are You? / Regrets / Bonded As One / Todo Es Una Politica / Burocrata Estafador / Country Full Of Lies / I Can't Stand it Anymore / Over The Hill / Un Muro Por Cruza / Final Approach
Melodic Hardcore Inquisition "Revolution, I Think It's Called Inspiration"