Inquisition
Revolution... I think It's Called Inspiration (1998) | |
この前に9曲入りの作品をDIYでリリースはしているが、バンドとしては実質的には最初で最後のフルレングスとなる、そして一気に知名度を上げたリッチモンド出身の彼らの1st。00s後半からのテクニカルなMelodic Hardcoreではなく、Hardcoreからの影響を大いに受けた勢い重視のMelodic Hardcoreであるが、彼らがその立ち位置を唯一無二のものにしたのはThomasの吐き捨てるような力強いボーカルの中にもメロディアスさがあるところであろう。またThomasのボーカルが彼らの特徴の一つであることは違いないが、それだけに留まらないのはリズムの一翼だけでなくメロディさも補完しているベースによるものである。メロディの有無に関係なく、終始音数が多く歌うように流れていく多彩なベースラインにはRancidのMattやAnti-FlagのChris#2などのようなベースだけでも十二分な存在感がある。しかしバンドは本作を持って解散となったが、VoのThomasはStrike Anywhere、リズム隊のRobとRussはAnn Beretta、ギターのMarkはRiver City Highと解散後もそれぞれが活動を続けているという、奇跡のバンドの1枚である。全14曲。 | |
☆☆☆☆ | Pulse / Mute / Idle Kids / Uproar / Open Letter Strike Anywhere / Greta Brinkman Vs. The City / Bulletproof |
Melodic Hardcore | Have Heart "Songs To Scream At The Sun" |