Bandage

North By Northeast (2014)
	バンド名からも窺い知れるように、Descendents/Allの影響を受けつつも、それをよりファストなサウンドで、モノマネで終わるのではなくそれを一つの要素として捉えて新たな解釈を示している彼らの待望の1st。メタリック加減はほとんどなくシンプルに構成されている中でも、ベースラインがちょっとひねくれているなどやはりどうしても影響を感じる部分は多々ある。しかし彼らの本質はザクザクと刻むギターを主体としつつもメロディを補完するリフが力強くもどこかポップなメロディを引き立てているところであろう。特に2曲目は若干テクニカルなリフを入れつつもメロディとコーラスが疾走感あるアレンジの中で完璧なバランスで構成されている。その一方で4曲目のようにミドルテンポでシンプルにコーラスと合わせて力強く歌い上げる曲がアルバムの中で随所に織り込まれており、楽曲で緩急を駆使しており作品全体を引き締めている。メロディも勢いに溢れつつもどこか垢抜けなさが残っており、洗練さと対極に位置しつつも、それも彼らの魅力の一つと言えるだろう。全12曲。
☆☆☆★★★	Layers / Failure / Broken Parts / He's Like Me / Demand I Said I Wanted To Leave / Inconvenience / Don't Be Fooled
Melodic Punk	Face To Face "How To Ruin Everything"