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I Voted For Kodos

Close Enough For Ska (2000)
ウィスコンシン州出身の彼らの1stAlbum。彼らの基本はSka Punkであるが他のバンドよりもゆったりとしたメロディや楽曲が多く、Mad Caddiesのゆるい感じの曲をイメージしてくれれば何となく想像がつくのではないだろうか。はっきり言えば目新しいことをしている作品ではなくオーソドックスなSka Punkではあるが、Ska特有の軽さやリズムチェンジの中にも力強さがありメロディがリズムチェンジで生きている。更にはJazzやemo的な雰囲気も持ちつつも自分たちの音として消化し切れており、1stAlbumではあるが演奏もしっかりとしておりIV4Kらしさというのがしっかりと出ている作品であろう。Mad Caddies以外にもMustard PlugやCatch 22、Mu330などポップよりのSka Punkが好きな人には是非ともお薦めしたい作品。全11曲。
☆☆☆☆★ Just Want You To Know / You Never Asked Me To / Todd
She Hates Ska / Calc Lecture Girl / Shallow Grave
What Happens Next / Wish I Was Aaron / Gunpoint
Ska Punk Catch 22 "Alone In A Crowd"

My New Obsession (2005)
前作から約5年の年月を経て発売された彼らの2ndAlbum。しかしこの長い年月は一つのバンドを変化させるには十分すぎる年月であったようだ。前作で聞けたスカが完全にナリを潜め、FallOutBoyの様ないわゆる完全に今時の音・バンドになっている。スカ色が抜けて以前よりもポップになっているため、ある意味聞き手を選ばない作品であるため万人受けはするだろう。しかしその反面彼らの個性を埋没させたとも受け取れる。決して楽曲のクオリティが下がってしまったことはなく前作と同じかそれ以上ではあろうが、ベクトルが完全に違うために比べることが難しい。だが前作と変わらないのがどんな形であれIV4Kにしか出せない音であるということであろう。エモパンク的な要素を基本としながらもホーンとキーボードを上手く融合させたアレンジは、他のバンドでは真似出来ないオリジナリティである。更にはスクリーモが入った曲があったりと楽曲の幅が広がっており、これが時代の流れを捉えての彼らの成長なのであろう。全11曲。
☆☆★★ Turn The radio On / Never Go Home / Please Die In A Fire
Wishful Thinking In Fourth Period / Three Days 'til Rome
Pop Punk Fall Out Boy "Take This To Your Grave"