Lonely Bunker
Welcome To Lonely Bunker (2019) | |
Symphony Of DistractionのJayによるソロプロジェクトであるLonely Bunker名義でこれまで配信された楽曲をまとめたプレイリスト的作品。ジャケットの通り、これまでの彼が手掛けた楽曲をピアノとボーカルだけでリアレンジしたものをまとめたものが本作であるためメロディの完成度は言わずもがなであるが、そのアレンジもまた秀逸である。ピアノによるアレンジが、優しく語りかけるかのようにしっとりと聞かせる部分があると思えば、メロディだけではなくピアノでも力強く歌い上げている部分もあり、ピアノという楽器の良さを最大限に活かしきった作品と言えるだろう。またメロディはほとんど原曲のままであるが、2曲目のように若干アレンジされている部分もあり、そして時折入り込むLagwagonとNOFXのカバーも、原曲の良さは残しつつも完璧にアレンジし直されており、途中まではカバーと気付かないほどである。どれも本来のメロディが持つ良さを最大限に活かしきった作品である。全13曲。 | |
☆☆☆★★ | United Failure / All out of Luck / Low Life / Time and Money Wind in your Sail / Once and Future / (I Just) Died in your Arms |
Acoustic | Face To Face "Hold Fast" |
Daytime Lullaby (2019) | |
プレイリスト的に楽曲をまとめた配信限定の前作に続いてクラウドファンディングで制作された1st。本作は前作に数曲追加してフィジカルでリリースされたものであり、収録された楽曲自体は重複している楽曲も多いものの曲順を変えていたり、前作にはなかったSecondshotやSymphony Of Distractionの楽曲が追加され、更には完全なる新曲も3曲収録されているなど単なるセルフカバーアルバムで済ませられない作品になっている。楽曲自体は耳に馴染んでいるものがほとんどであるが、それがピアノとボーカルを主体としたサウンドで構築されることによってメロディの良さが最大限に発揮されている。新曲にあたる15曲目はメロディ自体は力強いながらも優しく歌い上げ、そこにドラムが入り込むことで躍動感も感じられる。新曲をバンドサウンドでも聞きたくなるような、Jayのメロディメーカーとしての魅力を再確認できる1枚である。全16曲。 | |
☆☆☆☆ | United Failure / Extra Credit / Low Life / Time and Money Wind in your Sail / All Out of Luck / Once and Future Seeing in Dark |
Acoustic | Rise Against "The Ghost Note Symphonies, Vol. 1" |